2016年11月12日土曜日

初動負理論はカルトです。

1994年に小山裕史なるスポーツトレーナーが「新訂版 新トレーニング革命」で発表した初動負荷理論は一切の存在がありません。
つまり捏造理論です。
これは1994年出版の「新訂版 新トレーニング革命」では動作の最初に一番強い負荷をかけるウエイトトレーニングを初動負荷理論と定義してました。
本を持っている方は読んでみて下さい。
初動負荷理論を上記の内容で説明しています。
ところが小山裕史の会社のサイトでは1995年に違う内容に変更されています。
http://www.bmlt-worldwing.com/newpage2.html

『反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化等を利用し、主働筋の「弛緩―伸張―短縮」の一連動作を促進させると共に、その拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動』

上記の様に初動負荷理論の定義が変更されています。
この1995年に定義した内容だと具体的にどうすれば初動負荷理論に基づいた初動負荷トレーニングが出来るのかさっぱり分かりません。
当然ですが小山裕史も具体的にどうすれば上記の内容で初動負荷トレーニングが出来るのか1度も説明していません。
出来ないのですから当然です。

更に新しい初動負荷理論が登場しています。
下記動画で小山裕史が初動負荷理論について説明しています。



5分過ぎのところから初動負荷理論について説明しています。
この説明が1994年に発表した内容、1995年に定義したとされる内容どちらとも違う内容で説明されています。
これは見れば一目瞭然です。
この動画で小山裕史は「動作の最初にいかに筋肉の緊張を抜くのか」と説明しています。
この説明には大きな問題があります。
説明の前に人間の動作はどうすれば起こるのかを知る必要があります。
人間のあらゆる動作は筋肉の収縮によって起こります。
筋肉が収縮している状態では筋肉は緊張した状態にあります。
これは生理学の世界で証明されている事です。
つまり、この動画で小山裕史が説明している事は生理学の常識を否定する事になるのです。

動作の最初に肩の力を抜く、体の緊張を抜く、あるいは感覚的な表現ですが筋肉の緊張を抜くと言った様な内容で説明していれば何の問題もありません。
しかし「動作の最初で筋肉の緊張を抜く」と言い切っています。
これでは動作自体が発生しません。
上記していますが小山裕史は生理学の世界で証明されている事象を否定しているのです。
これでは支離滅裂です。

初動負荷理論は1994年に発表されてから3つの初動負荷理論が存在する事になります。
これでは初動負荷理論が存在しない事は明らかです。
これを存在すると主張している方は初動負荷理論と言うカルトの信者でしかありません。
現在、初動負荷理論は完全にカルト集団になっています。
存在の証明されていない理論を存在すると主張して初動負荷トレーニングなるトレーニングを実践しているのですから当然です。
このカルトの最大の広告塔がイチローです。
更に言えばイチローが広告塔になった事で初動負荷理論はカルトになったとも言えます。
マスコミが「イチローの実践している特殊で優れたトレーニング」と無責任に報道したのが原因です。
報道したマスコミで初動負理論を検証し存在を証明したものはひとつもありません。
マスコミによってイチローが偶像化され初動負荷理論が優れたトレーニング理論であると既成事実化されたのが現在の初動負荷理論です。


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